自民党
京都府議団
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平成16年決算特別委員会

総括質疑・要旨

 多賀久雄委員  小巻實司委員  家元丈夫委員


11月16日(火)
 決算特別委員会総括質疑


宮津市・与謝郡選出   


 多 賀 久 雄 委 員



 



 平成15年度決算の評価について

 

1 台風23号について

  台風23号の豪雨により、宮津市の市街地に大きな被害を与えた大手川の災害再発を防ぐため、同川で進めている改良工事を河川激甚災害対策特別緊急事業(激特事業)に採択するよう国に求めることを決めたと聞くが、激特指定の見込みはどうか。また、今回の被害を目の当たりにし、改めて河川改修の重要性を認識したところであるが、今後の野田川等の河川改修に対する知事の決意を聞きたい。

 

2 財政運営について

  財政運営に関し、次の諸点について、知事の所見を伺いたい。

(1)三位一体の改革に係る国庫補助負担金の改革については、地方6団体の改革案に対し、各府省からの回答はゼロ回答に等しく、地方交付税の削減が提起されるなど、今も国・地方間で激しい論戦が続いているが、国庫補助負担金等は、今後どのようになると考えるか。

(2)来年度以降の財政運営は非常に厳しいものが予想される。今後の財政運営について、どのような姿勢で臨もうとしているのか。

(3)歳出の削減については平成11年度に策定された財政健全化指針に基づき、この間相当の削減が進み、政策的経費や投資的経費の縮減は限界にきているのではないかと考えるがどうか。

(4)超過課税、新税創設は検討すべき歳入確保策と考えるが、府債発行も財源調達の有効な手段である。府債発行の基本的な考え方はどうか。

(5)今回の災害で道路や河川改修など社会資本の整備が非常に重要であったことを踏まえると、より一層の府債発行により、投資的経費の充実を図るべきではないか。

 

 

3 事務事業評価について

 事務事業評価に関し、次の諸点について、知事の所見を伺いたい。

(1)事務事業評価については、平成13年度に一部試行的に導入し、平成14年度から本格実施しているところであるが、試行以降、これまでの取組から何を学ばれたのか。

(2)事業内容によっては、数値目標の設定が難しいものや到達度がわかりにくいものもあると考えるが、目標設定、到達度管理のシステムはどうなっているのか。

(3)事務事業評価の目標設定に当たっては、客観的表現にこだわるあまり、単なる実績数値にとどまり、事業が本来めざすべき目標として設定されていないものがある。事務事業評価の意図は職員に徹底されているのか。

(4)更なる制度の見直しを行うべきと考えるがどうか。

 

 

4 高病原性鳥インフルエンザ対応の緊急融資について

   高病原性鳥インフルエンザ対応の緊急融資に関し、次の諸点について、知事の所見を伺いたい。

(1)政府において鳥インフルエンザの緊急融資対策として措置された家畜疾病経営維持資金について、府内におけるJA系と商業系別の融資状況はどうか。

(2)府内における融資実績はすべて商業系であるということだが、JA系には、全く融資申し込みがなかったということなのか。

(3)16年6月府議会において議決された、「高病原性鳥インフルエンザに関する新たな融資制度等を求める意見書」は、現在の養鶏農家がJA系と離れて経営を行っている現実とかい離しており、全国的に見てもJA組合員外への融資が進んでいない実態から特段の措置を講じられるよう求めたものであるが、JA系で融資が進まなかったことを、府としてどのように考えているのか。

(4)JAは単なる金融機関ではなく、本来農家、農業を守るための組織であるが、JAを指導するべき立場にある本府として、その責務をどのように考えているのか。

(5)昨日成立した台風23号関係補正予算にも農林水産業緊急特別融資が盛り込まれているが、これについても懸念されるところである。JAが、本来の農家、農業を守るための組織に回帰することを祈る。(要 望)


11月16日(火) 決算特別委員会総括質疑

下京区選出


  小 巻 實 司 委 員




1 洛東病院について

  洛東病院については、回復期のリハビリテーション機能を担う先駆的役割を果 たしてきたが、近年、質の高いリハビリテーションに取り組む民間病院が飛躍的に増加し、患者が減少し赤字が拡大する中で、知事は来年4月から府立医科大学において内科系、外科系を併せた急性期リハビリテーションを実施するとともに、総合的なリハビリの充実に取り組むとの考え方を示され、こうしたことと併せた総合的な判断の中での洛東病院の廃止は、公民の役割分担を踏まえた極めて前向きな政策判断ではないかと考えるものである。洛東病院では今も多くの患者が治療を受けているため、他の病院への転院が円滑に進められ、必要な医療が中断されることなく提供されることが今後は最も重要と考えるが、現時点における患者の状況や関係機関との調整状況について、知事の所見を伺いたい。

 

2 府営水道について  

  去る10月20日に開催された水道懇において府営水道の将来の水需要予測について意見交換が行われたところであるが、府営水道について知事の所見を伺いたい。

(1)水需要の予測結果は平成32年をピークに以後減少に転じるとされ、ピーク時の日最大給水量は、平成13年の水道懇第5次提言の予測と比べ約3万5千立方メートル、約15%減の下方予測となっているが、この要因はどこにあるのか。

 (2)知事は、本年3月の予算特別委員会総括質疑において、3浄水場の接続等の状況も踏まえ、水利権についても府の負担ができる限り少なくなる方向で総合的に検討していく旨答弁しているが、今回の水需要予測の結果を踏まえて、この水利権問題にどのように対応していくのか。


3 運転免許サブセンターについて

  現在、運転免許証の更新窓口は、伏見区羽束師の運転免許試験場や遠距離にある警察署で開設されているが、運転免許試験場は交通のアクセスが悪く非常に不便な場所にあり、警察署の更新では即日交付できないなど、府民の利便性を考えると交通至便な場所へのサブセンターの設置が強く求められている。河原町塩小路角の崇仁地区は、一大鉄道ターミナルたる京都駅近辺であり、京都市の「京都市崇仁地区まちづくり計画」の中に公的施設導入計画もあることから、サブセンターの設置は非常に効率的・効果的でないかと考えるが、現在の運転免許更新手続きの状況と崇仁地区への運転免許サブセンター設置について、所見を伺いたい。 (警察本部長)

 

4 広域スポーツセンターについて

  本年3月に策定された「京都府スポーツ振興計画」において、生涯スポーツ社会の実現に向けて府民の誰もが地域において日常的にスポーツに親しむことができる環境づくりを推進するため、青少年の健全育成や地域の活性化にもつながる「総合型地域スポーツクラブ」の育成が中心課題とされている。府教育委員会では、「総合型地域スポーツクラブ」の育成を支援するため、「広域スポーツセンター」を設置されると聞くが、その設置に向けた取組状況やセンターの役割、事業展開など今後の取組方針はどうか。(教 育 長)


11月16日(火) 決算特別委員会総括質疑 


福知山市・天田郡・加佐郡選出

 家 元 丈 夫 委 員







1 危機管理、防災体制の整備について
 

  山田知事は、とりわけ北部地域に甚大な被害を与えた台風23号において、災害発生後直ちに現地を訪問激励するとともに、臨時府議会を招集し総額300億円の補正予算を計上され、その迅速適切な対応を高く評価するものであるが、改めて危機管理、防災体制の整備について知事の所見を伺いたい。

(1)災害発生時に最も緊要な課題である情報の伝達について、本府と警察、自衛隊、各市町等との情報連絡方法はどのようになっているのか。また、衛星通信系防災情報システムの整備状況はどうか。

(2)今年5月地方振興局等地方機関が再編されたばかりでの大災害は、まさしく府新体制の力量が問われていると考えるが、災害発生時の重要な課題である速やかな救援活動において、初動体制の発動、各自治体、各機関等への連絡、行政支援等に支障はなかったか。新体制は十分に機能したのか。

(3)非常事態での現場の指揮命令系統の確立は極めて重要であると考えるが、今回、急激な由良川の増水によって大江町庁舎が1.2m以上も浸水し、町行政の中枢が直撃されるという事態が生じたが、府としてどう考えるのか。

(4)住民の多くは避難という非常事態への認識が十分ではなく、避難場所、避難コース、誘導等についても行政主導による日常生活での習熟が必要であるが、最終的な判断、決断は住民自らであることから、住民自身の危機意識の向上、啓発も重要と考えるがどうか。

(5)今回の豪雨で、大野ダムでは、舞鶴市志高地区で孤立水没した観光バスの乗客37名の人命を救うために、最大限の運転操作を行ってダム放流をコントロールされたと聞くが、ダムの貯水、放流能力と、当日の運転操作の基準、判断について伺いたい。

(6)長田野工業団地、綾部工業団地への工業用水をささえる府営工業用水道が、今回の水害で浸水して送水がストップした。懸命の作業により浸水後約3日で給水再開したが、もし修理に長期間を必要とし、あるいは修理不能となった場合、両工業団地への工業用水の安定供給についてどう考えるのか。

(7)京都府地域防災計画については、平成10年度に地震対策計画編を中心に全面的な見直しを行っているが、今回の大水害に適応できたのか。また、今回の悲惨な教訓を踏まえて、計画の検討、見直しの必要性についてどう考えているのか。

 

2 由良川改修について

    由良川改修に関し、次の諸点について、所見を伺いたい。

(1)由良川沿線住民にとって、由良川の改修の速やかな促進は悲願であるが、工事着手以来50年以上経た現在においても全面改修に至っておらず、改修ペースは遅いと言わざるを得ない。改修工事の大部分は国直轄であるが、支川を管理する府として、由良川本川の改修工事の現状と今後の見通しはどうか。

(2)「由良川地域水防災対策計画」によれば、30年に一度の水害に対応できるよう計画されているが、近年、異常災害が多発していることをかんがみれば、昭和28年災害規模の水害に対応できる防災計画が必要と考えるがどうか。

 

3 国道9号整備について

  国道9号線は、京都縦貫自動車道と並ぶ最重要幹線道路でありながら、地形状況や交通量の増大等々により交通事故が多発しており、安全対策を中心とした道路改良が強く望まれている。特に、京都縦貫自動車道、北近畿豊岡自動車道の整備が進行する中で、沿線が陽の当たらない地域になるのではとの危惧がある中で、昨年5月沿線市町で組織した「ふるさとルート9ネットワーク推進協議会」が、先日、9号線改修促進を決議されたところである。国道9号線もこのたびの台風23号により多大な被害を受けたところであるが、京都府を縦走する大動脈としての道路改良促進の見通しはどうか。